家族みんなで協力

介護を必要としているひとが家族の中にいたとき、あなたは介護をお手伝いしていますか? 介護をしなければならない…そう考えてしまうと気がのらないこともかもしれません。子どもができるお手伝いをしようと考えて自分でもやれることができると良いですね。

誰の介護をしているのかな?

女の子

介護を必要としている人は子どもかもしれないし、お父さんお母さん? おじいちゃんやおばあちゃんですか? だれの介護をするのかによって、おてつだいの方法も変わってきますよね。どうして介護が必要なのかも人によってぜんぜん違うと思います。けれど、介護をすべて行う人を助けるのは少しでもできるはずです。学校であったこと、外で見つけた物など、うれしくなるような話を聞けると大人もとてもうれしい気持ちになれます。



介護をする人の気持ち

家で介護をしているのは、お父さんやお母さんですか? もしそうであれば、介護を必要としている人の様子を少しみてみましょう。たくさん動くことはできる? 食事は自分で食べられる? 小さなことでも良いので、どんな風に介護が必要なのかを見てみましょう。介護をする人がひとりだととても大変です。疲れてしまったりストレスがたまってきたりとイライラしてしまうかもしれません。おとしよりの場合、病気や体の調子が良くなって元気になるということは少ないのです。介護が必要になったら、生活をするのが難しいので少しでも大変にならないようにしなくてはいけません。

「家族といっしょ」と「ちょっとのがまん」

介護をしている人とされている人、そしてあなた。みんなが協力をすると、大変さが減っていきます。好きなことでも嫌いなことでも、がんばりすぎると疲れてしまいますよね。介護を必要としている人を助けるだけではなく、介護をしている人も助けて楽にしてあげられることが理想なのです。介護が必要な人がいるおうちでは、子どもがいることも多いです。介護で子どものことをいっぱい見ることができないお父さんやお母さんがいるかもしれません。遊びに連れて行ってもらえなかったり、ご飯をいっしょにたべられなかったりとさみしい思いもするかもしれませんね。でも、そこはちょっとだけガマンをしてみてください。お父さんやお母さんが介護をしているのであれば、イスに座っているときに肩もみをしてあげましょう。ちょっとガマンしていたことは、言えないかもしれませんがいっしょに暮らしている人への感謝の気持ちをだしてみましょう。疲れていてもきっと、ほっとした気持ちにさせてあげられますよ。

介護はがんばる? 「がんばらない介護」

女の子

介護をしている人がいるから、介護を必要としている人が生活できるのですよね。介護をする人が、がんばれなくなったりがんばりすぎたりしてしまったら…それってとても大変なことになりませんか? だって、いつもがんばっているのに、もっとがんばらなくてはいけないのは辛いことです。子どもがひとりで介護をする事はないかもしれませんが、まわりに介護をしている人がいるなら、お手伝いできることを見つけるのが良いですね。自分にできることだったら、何でもいいのです。

お話しよう

家族で介護が必要なのはどうして? と介護をしている人に聞いてみましょう。もう知っているかもしれませんね。介護について自分の思うことを話すことで、家族がどのようなことを考えているのかも知ることができます。自分がお手伝いできること、逆にやってはいけないことを、話し合っておくと役割分担もしやすいですね。

できるかな?

介護のお手伝いって何ができるかな? まずは、自分のことを自分でやるというのも、良いお手伝いになります。いつもなら、お母さんに起こしてもらっているというのを、目覚まし時計で起きられるようにする。そうすると、お母さんの大変が少し減りますよね。次に、自分が簡単にできるお手伝いを見つけてみましょう。介護が必要なひとが、トイレに行こうとしているときに、手をつないで転ばないようにすること。天気が良い朝には、カーテンを開けてあげること。これだったら、みんなができる介護のひとつになるのではありませんか? きっとその気持ちも伝わりますよ。

 
 
 
 
 
 
 
 
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