福祉ってなに?

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介護福祉(かいごふくし)や社会福祉(しゃかいふくし)という言葉でもきいたことがありませんか? 生活をしている中に「福祉」はたくさんあります。安全に道路を渡れるように横断歩道があり、音がなって目の不自由な人でも信号を確認することができます。レストランに子ども用のイスが用意されています。このような事が福祉の一部になります。

漢字の意味

福祉の「ふく」という漢字には、幸せ(しあわせ)や幸い(さいわい)という意味があります。「し」にも、幸いという意味が含まれていて、社会福祉という言葉は、幸せに生きられる社会という意味があります。

福祉の例は?

障害を持っている人だけではなく、だれにでも安全に使いやすいものや空間をユニバーサルデザインと呼びます。ユニバーサルデザインの考え方も福祉のひとつになります。耳の聞こえにくい、聞こえない人たちの中では手を使って話をする「手話」での会話があります。目の見えない人は、文字を点字に変えています。このようなひとつひとつの事を福祉と呼ぶのです。

介助犬(かいじょけん)

盲導犬(もうどうけん)、聴導犬(ちょうどうけん)などの、言葉も聞いたことがあると思います。人の生活を手助けするように訓練された犬のことを介助犬と呼びます。介助犬は、身体の不自由な人のお手伝いをするために、小さなときからきびしい訓練を受けています。命令された以外のことはほとんどしません。しっかりと訓練されて試験に合格できた犬だけが、介助犬として人のパートナーとなります。人が歩いているときには速さも合わせて歩きますし、「物を取ってきて」とお願いすると言われたとおりに物を取ってきてくれるのです。もちろん、介助をされる人も練習して犬の気持ちを知ることが必要になりますけどね。

盲導犬

盲導犬はパートナーの人の目の不自由なことから、する事が難しい行動を助ける役目があります。目が不自由だと、外に出て歩くことは大変危険です。どこに何があるのかを知ることができないパートナーの変わりに、盲導犬は危険がないかまわりを見ながらいっしょにくっついて歩きます。階段や信号などの前では立ち止まって、パートナーに先には何があるのかを教えるのです。とてもかしこいですね。

聴導犬

聴導犬のパートナーとなる人は、耳の不自由な人です。犬の耳は、人間よりもとても良いですよね。電話の音や非常ベルの音、アラームなどを聞き分けて、パートナーにそれを教えたり連れて行ったりする訓練をしています。決められた音に合った行動をしてパートナーに知らせてくれるのです。

介助犬が近くにいたら?

介助犬は、「介助犬」と書かれている服を着ています。なので、すぐにわかると思います。聴導犬や盲導犬も同様に、ただ散歩している犬というようには見えないでしょう。大きな犬が多いですが、とてもかわいいからといって近くに行って何かをあげたり、なでたりすることはしてはいけません。介助犬はそのようなときでも、パートナーの指示がなければ勝手な行動をしないように訓練されています。しかし、パートナーの迷惑にならないようにそっとしておきましょうね。

日本のお金

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外国のお金って見たことがありますか? 外国では、いろいろなお金があります。日本のお金の特長は、おさつの大きさがそれぞれ違うこと、コインの大きさの違いや穴が開いていることなどです。コインは、見なくても手で大きさを確認することができますし、穴が開いていたら5円玉か50円玉ですよね。穴の開いた2つのコインも、まわりにギザギザが付いていたら50円、ツルツルであれば5円と知ることができます。また、4種類のお札は見た目で分かりやすくするために、色が分けられていて描かれている人物がそれぞれ違います。暗い場所などでどのお札かを区別する方法もあります。1000円札では、下のかどに横線で線が、5000円札には丸いしるしが付けられています。2000円は、たてに3つの丸、10000円には下の角にそって線があります。このしるしは、さわってみるとザラザラしていて、他の場所と感覚がちがうので、目が不自由な人でも手でさわってお札を区別することができるのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
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