ヘルパー

男の子

家や老人ホームなどの生活の手助けを行う仕事をしている人をヘルパーと呼びます。家にたずねて家事や食事の手伝いをする人を「ホームヘルパー」、介護を必要とする人といっしょに外に出かけて用事をたしたり散歩をしたりする人を「ガイドヘルパー」と呼びます。両方のヘルパーの資格も持っている人も多いですよ。介護があって生活することができる人に、思いやりをもってやさしくお手伝いしてあげられることが大切です。生活のおてつだいと考えると、福祉や介護のことを考えなくてもいつも必要なことですよね。

ホームヘルパーって?

自分の家で暮らしているけれども、生活の1部分を行うことが難しい人へ、いろいろなお世話やお手伝いをする人がホームヘルパーです。介護を必要としている人が、ひとりで暮らしていても家族といっしょであっても、専門のホームヘルパーに助けてもらうことでもっと生活しやすいようにしようとするのです。

ホームヘルパーのお仕事(生活のお世話)

ホームヘルパーの人は、家におじゃまして介護を必要としている人の身の回りのお世話をします。家族がいても介護をすべてできるわけではなく、ホームヘルパーの助けをかりている人が多いのです。食事をする時間の1時間、お世話をするために家に行ったり、洗たくやそうじをお手伝いしたりと短い時間だけ家をおとずれます。また、介護をする家族が出かけなければならないときには長い時間、家の中でお世話をしたり夜にとまったりすることもあります。

ホームヘルパーのお仕事(いっしょに過ごす)

体が不自由だと、お風呂に入ることがかんたんではありませんし、運動不足になってしまいます。そのような人を、車でむかえにいってデイケアセンターなどの施設につれて行きます。デイケアセンターというのは、学校のような場所で運動をしたり食事をしたりする場所です。大きなお風呂もあって、生活するときに必要な介護を受けることができます。半日から1日センターで過ごすことで、介護を必要としている人と話しをしたり、レクリエーションを行ったりするのです。

ホームヘルパーになるには?

高校や大学などの学校で福祉や介護の勉強をしてヘルパーの資格をとることができます。短い時間で集中して勉強や実習をしてヘルパーになることもできるので、介護や福祉の仕事をしてみたいと思って始めるひとも多いですよ。3級、2級、1級とヘルパーの資格にはレベルがあります。福祉の仕事をするのだったら2級や1級をとることがのぞまれています。勉強して経験している分、介護を必要とする人との付きあい方も上手になりますしね。

ガイドヘルパーって?

先生

ガイドという言葉は、案内するという意味があります。ガイドヘルパーはその名前のとおり、案内して手助けをする人のことを呼びます。ヘルパーの資格があっても、外に連れて出かけて行くことは禁止されているのです。そのため、ガイドヘルパーの勉強をして研修を受けなくてはいけません。

ガイドヘルパーのお仕事

ガイドしてもらうことで、外に出られる人はどのような人なのでしょうか? 全身を動かすことのできない車イスの人、目の見えない人、1人で行動することが難しい人などがいます。そのような人たちが、外に出かけるときお世話をするのです。ガイドヘルパーがいることで、行きたい場所へといくことができますし、地域や社会のことを知ることもできます。外に出かけると、車や人が多く私たちにも危険がいっぱいありますよね。介護を必要としている人は、すばやく行動できないことが多いです。車イスなどで外にでると、通れない場所もたくさんありますしね。安全にガイドを行うことが必要です。

ガイドヘルパーになるには?

地域で行っている研修に参加すると、数日間でガイドヘルパーと認めてもらえることができます。ホームヘルパーの資格があることでガイドヘルパーの仕事を生かすことができるので、仕事として行うときにはガイドヘルパーだけでは難しいかもしれません。福祉や介護の仕事をする人でなくても、研修を受けることができるので生活のなかでも役に立つので、挑戦してみるのも良いですね。

 
 
 
 
 
 
 
 
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