介護支援専門員(ケアマネージャー)

介護って人にたいして行うことだから、いろいろなことを考えなくてはなりません。介護を必要としている人が何をしたいのか、何をできるのかを考えてこれからの計画をたてることがケアマネージャーの仕事です。

介護の計画って?

先生

介護って言っても内容はさまざま…まずは、家や老人ホームの中でお風呂や食事のお手伝いをすることです。他にはリハビリをするために週に1回、デイケアセンターに行くサービスなどがあります。ひとりひとり必要な介護の方法が違うので、その人に合わせた介護プラン(計画)をたてていくのです。多くは、家に住んでいる人に向けてプランをたてます。

どんなプランがあるの?

たとえば、家で介護を受けているおじいさんはカラオケが大好きなのに家の中では大声を出せません。そんな時には、カラオケのある老人ホームに連れて行く計画をたてて提案するのです。ケアマネージャーがたてたプランが気に入らなかったらことわっても良いので、安心ですよね。介護プランがあると、介護を必要とする人の家族も安心できます。外に出て行って色々な人と話したり、好きなことをできたりするといつもの生活だって楽しくなってきますよね。他にも、食事やお風呂などの計画もたてます。足を曲げることが難しく家のお風呂は狭くて体を洗うことが難しい人には、大きなお風呂に入れるようなサービスを探します。家の人が出かけて一人になっても食事ができるように、ご飯をとどけてもらうようにしたり…と色々なプランが考えられますね。

ケアマネージャーになると何ができるの?

ケアマネージャーができること! それは介護の計画をたてることですね。家で生活をすることに不安のある人からの相談を受けることもあります。病院や老人ホームにいる時にはまわりの人がいつも見ていてくれますが、家にいるとずっと家族が介護をするわけにはいきませんよね。介護をする家族にも生活があって、不安もたくさんかかえてしまいます。そんなときに、介護をすることが大変にならないようにケアマネージャーが家族のことも考えてプランをたてるのです。

介護認定(かいごにんてい)

介護を必要としている人は国からお金をもらってサービスを受けることができます。介護がないと生活をすることがむずかしいのに、認定をされていなければとてもお金がかかってしまいます。介護が必要かどうかを決めることができるのもケアマネージャーの仕事です。

どこで働くの?

ケアマネージャーが働く場所というのは、介護を必要としている人がいるところですよね。老人ホームや介護サービスを探し予約をする施設で働いています。ケアマネージャーがいることで、希望のサービスをより受けることができるようになるのです。

どうすればケアマネージャーになれるの?

男の子

ケアマネージャーになるには少し時間がかかってしまいます。介護の計画をたてるためには、何が必要でしょうか? 介護を受ける人の気持ちを理解して、どんなことを手伝ってあげれば良いのかを知らなければいけません。そのため、病院や老人ホームなどで介護福祉にかかわる仕事を5年以上している人が試験を受けられるようになっています。研修を受けてプランのたて方や介護を必要としている人の気持ちを勉強したあとに試験を受けることができます。また、介護福祉士の資格を持っているひとならば2年間、仕事をしていると試験を受けられます。ケアマネージャーになるためには、たくさん勉強をしなければなりませんね。

ケアマネージャーの大切なこと

ケアマネージャーは、たくさんの人とつきあうことになります。人と話すことが好きで役にたちたいと思う人にはとてもやりがいのある仕事です。介護が必要な人やその家族がえんりょをしてしまうと、介護計画をたてるとき本当にやりたいことをさせてあげられません。たくさん話を聞いて、どんなことを伝えたいのかを知ることが大切なのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
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