まわりのユニバーサルデザイン例

私たちのまわりで見ることができるユニバーサルデザインのものってどのようなものがあるのでしょうか? 本当にたくさんの種類があって、どんどん新しいものが作られてきています。その中の1部を紹介していきますね。

自動ドア

まわりを見るとある自動ドアですが、ユニバーサルデザインのひとつではありませんか? 子どもも大人も関係なくドアに近づくだけで開いてくれるのです。センサーがついているので、ドアにはさまれることもほとんどありません。たまに…たまにはさまれてしまうこともありますけどね。新しい建物についている自動ドアは、長いあいだ開いてくれるので安心です。

リモコン

テレビなどのリモコンのボタンはとても数があって小さいものが多いです。なので、押すことが思ったとおりにできないことがあります。押しまちがってしまったというわけではなく、他のボタンがいっしょに押されてしまうことも起こりますし、使わないボタンがたくさんあるかもしれません。

文房具(ぶんぼうぐ)

女の子

小さいときから文房具というのは、身近にあったものですよね。えんぴつやボールペンなどは細いと持ちにくいので、力を入れることができずに小さな子どもや手に力を入れることができない人にとっては、使いづらいものです。形を工夫することで力をいれずに使うことが出来るようになります。また、はさみやステープラーのようなものも、軽い力で使うことができるように考えられたデザインのものが売られています。日本では右利きの人が多いので、左利きの人がはさみを使うと切れないことがありました。どちらの手でも力をかけなくても使える文房具が、これからどんどん増えていくことでしょうね。

洗濯機(せんたくき)

テレビのコマーシャルできっと見たことがあると思いますが、だれにでも使いやすい洗濯機があります。今までの洗濯機は、高さのある箱の形で上側から、服を入れたり出したりしなければいけませんでした。新しいユニバーサルデザインの洗濯機は、子どもでも使えるような高さになっていますし、ななめの筒が付けられているので車イスの人でも奥まで手がとどきます。

多目的トイレ

デパートや市の施設(図書館、博物館)に行ってみると、多目的トイレというのがあるはずです。障がい者のマークが付けられていることが多いですね。ドアが大きく引き戸になっていることが多いです。あけやすくて、大きなにもつをもっていたり車イスで入ったりすることができるのです。中が広いスペースになっているので、赤ちゃんにミルクをあげることもできて、いろいろな人が利用して良い場所です。また、洗面所の水道でも自動で水が出てくることで、じゃ口をまわす必要がないというのも使いやすいですよね。

バス・電車

今から新しく作られるバスや電車は、だれにでも乗りやすく降りやすくする決まりが作られました。バスにのるには、足を高く上げて階段を上らなければいけませんでした。新しいバスでは、乗る場所もイスのある場所も同じ高さになっています。かんたんに乗り降りすることができますし、ベビーカーなどを乗せるときにもとても便利になりました。電車や新幹線でも、どんどん便利な作りになっています。通路がとてもせまい新幹線の中では歩くことも大変で、走っているときにはゆれているので危険です。立って歩くときに転んでしまわないように、通路側の座席の角には、丸いボールのような手すりが付けられています。人の手の形に合わせて作られているので、つかみやすいですよ。

案内図

男の子

駅やデパートの中には、中の通路やお店などの地図が必ず付けられています。トイレやエレベーターの場所を見るときにも役立ちます。また、矢印などで場所を教えてくれているときもありますよね。あれもユニバーサルデザインを考えて作られているものが多くなってきました。だれにでもわかるようにということは、日本語がわからない人でもわかるようにしなくてはいけません。日本では、英語もいっしょに書かれていることが多いのですがどちらも分からない外国の人や子どもは理解できませんよね。そのため、図で表すことで、みんながわかるようにしたのです。レストランであればナイフとフォークの図、バス乗り場ではバスの形の図というように、図から何があるのかをすぐに分かるようになっています。もちろん、目の不自由な人のために点字で表すことも忘れずにつくられています。

 
 
 
 
 
 
 
 
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